7月2日〜4日にオーストラリアで開催された日本研究学会の「改革と競争力」に関するラウンドテーブルで、宮尾氏は日本の競争力が急速に落ち込んで、すでに幾つかのアジアの国に追い越されているというIMDなどのランキングを批判し、通常の経済学的な見方をすれば、確かに水準は徐々に下がってきているとはいえ、日本の競争力の水準はまだ欧米諸国並みに高いこと。またハードでなくソフトな経済力を考慮すれば、日本の文化的な財やサービスの輸出が近年急速に伸びつつあり、その分野の貿易ギャップが縮まっていることを宮尾氏は指摘する。
英語の原文: "Japan's Ranking in the Global Economy: Reform and Competitiveness"
http://www.glocom.org/debates/20030707_miyao_jsaa/