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注目記事 (2003/12/1)

Opinions:
 
変容する世界と東アジアを見据えた政策を進めよ」 
白石 隆 (京都大学教授)
  
白石氏は、今後の日本の進路は、米国そして東アジアの動向に大きく影響を受けることを踏まえ、両地域の最近の変容を分析する。米国は、同時多発テロ以来、いわば戦時モードに陥っていたものが、どのような形で平時に戻って行くかが重要である。そして米国を中心とする同盟、即ち米国と日本・西欧の関係が変容していることにも留意する必要がある。更に、大国の周辺に発生している、破綻国家の問題がある。一方、東アジアでは、97-98年の危機以降、地域主義の芽生えが見られる。このような環境の変容の中で、日本は米国との同盟関係をより建設的なものに変化させると同時に、東アジアでの経済連携に積極的に関与すべきである、と白石氏は主張する。
英語の原文: "Japan Must Promote Policies to Cope with the Transforming World and East Asia"
http://www.glocom.org/opinions/essays/20031201_shiraishi_japan/
 詳しい記事
 
Debates:
 
「厳しい質問をしない日本のジャーナリストたち」
谷口智彦 (日経ビジネス主任編集委員)
  
谷口氏は、日本のジャーナリスト達が記者会見で厳しい質問を避ける傾向があることを指摘。それは記者クラブに属している記者達が会見する政治家などとお互いに仲良くなりすぎて、本当になすべき厳しい質問をして「よそ者」のように目立つことを嫌うからである。その中であえて食い下がって質問することは、「日本人的」でないと思われるので、大きなプレッシャーがかかると、谷口氏は自らの経験に照らして述べている。
英語の原文: "Japanese journalists don't bite, but why not?"
http://www.glocom.org/debates/20031125_taniguchi_ja/
 
Special Topics:
 
「欧州で最初のアルカイダのテロ攻撃」
ショーン・カーティン (GLOCOMフェロー)
  
カーティン氏は、先日のアルカイダによるイスタンブールでの自爆テロは、以前から懸念されていたアルカイダによる欧州でのテロが実際に始まったことを意味し、それは欧州内のイラク戦争に対する意見をさらに分裂させる可能性があるようにみえるが、実際には、自爆テロ以来、欧州諸国の米国批判はそれほど表面化していない。これはイラク戦争によって生じた亀裂を修復し、統一してアルカイダのテロと戦う上で望ましい展開であると、カーティン氏は述べている。
英語の原文: "Al-Qaeda Strikes its First Blow on European Soil"
http://www.glocom.org/special_topics/eu_report/
20031127_eureport_s63/
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