猪口氏は、いま必要なのは、戦争の被害を受けて荒んでしまった人達の心を癒し、救うべく努力することであるとして、中でもその施策は特に子供達に重点を置くべきであるとする。そしてその具体的な企画として、一つは、平和な地域でそこの家族の一員として暫く過ごさせること、もう一つは、様々な分野の専門的知識を持つ教員を送り込んで、子供達の教育を行うことを提案する。特に後者は、戦争の被害を受けた地域で、被災者の生活を支えるための経済基盤を整備してゆくためにも重要である、と猪口教授は主張する。
英語の原文: "A Couple of Specific Policy Proposals to Inculcate a Culture of Non-Violence among War-Affected Children"
http://www.glocom.org/opinions/essays/20040105_inoguchi_couple/