カーティン氏は、先日起こったスペインでの列車爆破テロについて、それがその後の選挙結果を左右することで、ヨーロッパ全体の対イラク支援に対する力関係を大きく変え、特にイギリスでは、今回の件が起こったことで、テロに狙われる危険が強く意識され、来年の総選挙までブレア政権が持たないかもしれないと述べている。それに対して、日本においてはスペインでのテロはあまり重要視されておらず、同様のテロが日本で起こるとは思われていない。ある意味ではテロと戦うためにイラクに自衛隊派遣を決定した小泉首相に、その根拠を与えることで有利に働くと考える人もいるとカーティン氏は述べている。
英語の原文: "Spanish Election Result sends Shockwaves around the World"
http://www.glocom.org/debates/20040318_curtin_spanish/