今井氏は、これからの日本に必要なのは、単なる経済力ではなく、世界をリードする革新を生む「経済文化都市」の育成であり、そのモデルは京都にあるとする。これからは、先端技術や知識を有する「創造的階級」の人々が、従来のように、仕事のために集まるのではなく、それぞれが働き住むところで、自らの生活様式をつくることにより、社会を規定してゆくことが可能になる。京都には、技術・人材・許容性という三つの要素が存在しており、異なる価値の新結合により、普遍的な経済文化的価値が生み出され、その尺度が世界に広がって行くと今井氏は期待する。
英語の原文: "Leading the World with Unique Culture -
New Kyoto Model: Recognition of Creativity in Everyday Life"
http://www.glocom.org/opinions/essays/20040329_imai_leading/