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注目記事 (2006/8/14)

Opinions:
 
「『情報爆発』への対応急げ」
 須藤 修 (東京大学教授)
  
  インターネットが普及し、ブログに代表される新たなメディアの出現によって、人類や機械などが創出する情報量が幾何級数的に拡大する一方、人間の処理能力がそれに追いつかないという「情報爆発」が起きている。これにより既存の情報システムを基盤にした社会システムの脆弱(ぜいじゃく)性が飛躍的に拡大し、人々の情報処理能力や行動に重大な問題が起きる懸念がある。
  システムの維持管理の観点からは、膨大な情報量を管理できる高度なITスキルを持つ人材は簡単に育成できず、システム管理は危機的な状況に陥る。また、情報爆発の進行で、高齢者など情報弱者はよりよいサービスを受ける機会が奪われ、社会からの孤立を招きかねない。従来とは異なる人間とシステムの対話ができる対話エンジンの実現が求められる。
  情報爆発に伴って起きるさまざまな問題に取り組むため、新たな研究プロジェクト「情報爆発時代に向けた新しいIT基盤技術の研究」が今年、本格的にスタートした。高度な次世代検索エンジンの創出、新システムアーキテクチャーの構築、新しい対話エンジンの研究、そして、こうした研究成果を自らの実証実験に組み込んで行く社会制度デザインの研究、の四分野から成る。
  こうした社会科学サイドと先端的情報科学との相互作用による新たなサイエンスが、情報爆発問題を解く一つのカギになるのではないかと考えられる。

英語の原文: "Coping with Information Explosion: Need to Build a New Social Infrastructure"
http://www.glocom.org/opinions/essays/20060814_sudoh_coping/
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