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注目記事 (2002/12/18)

Debates:
 
若者が割りを食う日本社会」 石塚雅彦(フォーリン・プレスセンター専務理事)
  
石塚雅彦氏は、最近日本の若者の間で将来の自分たちや日本に対する悲観論が広がっている現象について、それは若者の間で道徳心が低下しているとか、やる気がなくなっているといった問題ではなく、雇用などの面で既得権を持っている中高年層に手厚い日本の経済社会的な制度から若者が疎外されており、その犠牲になっている側面がある点を指摘している。
英語の原文: "Young People Getting Short End of the Stick"
http://www.glocom.org/debates/20021218_ishizuka_young/
 詳しい記事
Tech Reviews:
 
「センサーに応用されるミクロ・ナノ・システムのNSF3カ国ワークショップ」
GETI スタッフ
  
分野や国を超えた協力体制が重要になってきているミクロ・ナノテクの研究開発に関して、最近オーストラリアのメルボルーンで開催されたワークショップに、日米豪の3カ国から35人の研究者が集まって、専門分野を超えてさまざまな共同研究や議論が展開された。
英語の原文: "NSF Tri-National Workshop on Micro and Nanosystems for Sensing Applications"
http://www.glocom.org/tech_reviews/et_report/20021218_s35/
 
 
「スローダウンする無線LANサービス」 山田肇(東洋大学教授)
  
山田肇氏によれば、無線LANサービスのビジネスを進めていたMIS(モバイル・インターネット・サービス)が去る12月5日にそのサービスを停止したので、この市場の動きが少しスローダウンしたようにみえる。しかしその一方で、NTTコム、NTT西日本やNTTドコモなどの大手がすでに無線LANサービスを始めており、さらにJR東日本や私鉄各社も実験的にサービスを提供している。これらの会社が成功するためには、それぞれに応じたビジネスモデルを新しいコンセプトやアイデアを活用して作りだしていく必要があると山田氏は説く。
英語の原文: "Slow Down of Wireless LAN Services"
http://www.glocom.org/tech_reviews/jt_review/20021216_s49/
 
Special Topics:
 
「日本の出生率の低下:パート3−移民のシナリオ」
ショーン・カーティン(日本赤十字看護大学教授)
  
日本における現在の出生率の低下を前提にすると、2005年までに移民を受け入れない場合は急速に人口が減少し始める。これに対して、国連の関連機関が日本ついて、移民を受け入れた場合に人口がどうなるかについていくつかのシナリオを提示している。
英語の原文: "The Declining Birthrate in Japan: Part Three – Italy-Japan Comparisons"
http://www.glocom.org/special_topics/social_trends/
20021211_trends_s19/
 
Newsletters:
 
ニュースレター12月号 (PDF 107Kb)
http://www.glocom.org/newsletters/newsletter_20021202.pdf
 
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