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注目記事 (2003/8/4)

Opinions:
 
グローバル時代の『アジア』の再定義」 行天豊雄 (国際通貨研究所理事長)
  
行天氏は、最近の同時多発テロやイラク戦争の結果、グローバルな視点から「アジア」の定義を再考する必要が出てきたと指摘。米国が覇権的立場を強める一方、それに対して欧州がプレゼンスを高めようとしている中で、アジア人自身がアジアの再定義と役割を明確化しなければ、最近急速に発展を遂げている中国に必ずしも望ましくない形でアジアを代表されてしまう恐れがあり、その点で日本が、アジアにとっても世界にとっても望ましい形でアジア諸国間の協力関係を構築するために、より積極的な役割を果たすべきであると主張する。
英語の原文: "What is "Asia" from Global Perspectives?"
http://www.glocom.org/opinions/essays/20030804_gyohten_what/
 詳しい記事
 
Debates:
 
「北朝鮮の核問題への対処」 中村登志哉 (メルボルン大学)
  
中村氏は、まず1993年以来の北朝鮮の瀬戸際政策と、それに対する日本政府の対応を概観した上で、最近の日米安保のガイドライン政策および有事関連法について検討し、それらが日本の平和憲法のもとでいくつかの限界をもっていると主張する。さらに、今後は集団的自衛権、専守防衛、非核三原則の問題の議論が必要で、北朝鮮についての最悪のシナリオに対処するためには、現在の平和憲法を改正するか解釈を変更して、それらの問題を考えざるを得ないであろうと述べている。
英語の原文: "Coping with the North Korean Nuclear Crisis: Abridged Version"
http://www.glocom.org/debates/20030804_nakamura_coping/
 
 
「青ヘルなしにイラクに派遣される陸上自衛隊」
佐藤陽一郎 (アジア太平洋安全保障研究センター準教授)
  
佐藤氏は、今回成立したイラク支援法に基づいて、自衛隊がイラクに派遣されることについての問題点を指摘し、国内的には小泉人気で反対論をかわして法律を成立させたものの、実際にゲリラ戦争が続いているイラクでどれだけの成果を挙げられるかについては過大な期待はできないこと、また現状では米国が日本に圧力をかけることは非生産的であること、さらにこれからは注意深くこのような方向を模索し、足元を固めていく以外にないことを指摘している。
英語の原文: "The Ground Self-Defense Forces Will Go to Iraq Without a Blue Helmet"
http://www.glocom.org/debates/20030804_sato_ground/
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