公文氏は、日本における選挙で、政党よりも人を基準に投票しがちであるという批判に対して、違った見方を提示し、イデオロギー的な対立が希薄になっている現在では、民意を実現してくれるプロの集団を選ぶという意味で、人を基準に選んだほうが単に主義を掲げる政党を基準に選ぶよりも適切であるかもしれないと言う。しかしいずれにしても、選ばれた議員が本来の目標を忘れて、「議員の、議員による、議員のための政治」に陥る危険が常に存在しており、そうなった場合は目標に沿って全面的なリストラが必要になると警告を発する。
英語の原文: "Will of the People and the Role of Political Parties"
http://www.glocom.org/debates/20030901_kumon_will/