猪口氏が実施しているアジア・バロメーターというアジア各国共通の世論調査について、その目的はアジア各国の民衆の一般の生活に関する意識や感情を学問的な興味から調査するものであり、その範囲は東アジア、東南アジア、南アジア、中央アジアにまで及び、それがアジアにおける学問的なインフラ作りに貢献することによって、アジアのさらなる経済発展と民主化と地域統合に寄与するであろうと猪口氏は述べている。
英語の原文： "The AsiaBarometer : Its Aim, Its Scope, Its Strength"
http://www.glocom.org/opinions/essays/20040202_inoguchi_asia/

青柳氏は、住基ネットについて安全性への懸念から反対する意見に対して、仮に安全性の問題があったとしても、それを理由として反対するのは問題のすり替えであるという。住基ネットは絶対安全とはいえないが、クレジットカードや預金通帳や運転免許証と同じように悪用に対して何とか防御法を講じながら推進する効用があると青柳氏は説く。
英語の原文： "Benefits Outweigh Risks for Juki Net"
http://www.glocom.org/debates/20040129_aoyagi_juki3/

カーティン氏は、政治的に苦境に陥り、敗北がほぼ確実と見られていたブレア英首相が、大学の授業料に関する法案の僅差での成立とイラク戦争に対する情報操作の疑惑に関するレポートの発表により、完全に復活した経緯を説明し、プレア首相が世界でも稀に見る才能をもった政治家であると述べている。
英語の原文： "Blair Strikes Back"
http://www.glocom.org/special_topics/eu_report/
20040129_eureport_s69/