土井氏は、戦後の日本国憲法のもとでの最初の総選挙で中曽根康弘元首相が「自主憲法」を旗印にして戦ったことを思い起こし、その中曽根氏が去った直後に与野党を問わず憲法改正の議論が活発になったことの歴史的皮肉を指摘。その上で、協調と同意を求める日本社会では、いったん憲法改正の動きが始まるとそれを止めることができなくなるので、戦前に日本がなし崩し的に第二次大戦に巻き込まれていったのと同じ誤りを冒さないかどうか、土井氏は懸念は表明している。
英語の原文: "Constitutional Revision: No Longer If, But When"
http://www.glocom.org/debates/20040210_doi_constitution/