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注目記事 (2004/3/1)

Opinions:
 
ブッシュ大統領と『金メッキ時代』」 霍見芳浩 (ニューヨーク市立大学教授)
  
霍見教授は、今のブッシュ大統領の政策は、百年前のマッキンレー大統領時代の米国が経験したいわゆる『金メッキ時代』を彷彿させると指摘する。ブッシュ大統領は、彼の学生時代からの「貧しい人は怠惰であるから貧しい」との哲学を踏まえ、大企業と金持ち優遇の減税を始めとする施策により、雇用なき景気回復をもたらした。これらの施策の行き着くところは、労働組合も市民グループもない、女性に選挙権もない百年前の米国の再現である。俗に『金メッキ時代』と呼ばれるその頃、米国の民主主義は退化し、帝国主義的拡大政策に着手したと、霍見教授は警告する。
英語の原文: "President George Bush and the Gilded Age"
http://www.glocom.org/opinions/essays/
20040301_tsurumi_president/
 詳しい記事
 
Special Topics:
 
「日経ダウの上昇は続くか」 
谷口智彦 (GLOCOMフェロー、日経ビジネス主任編集委員)
  
谷口氏によれば、日経株価指数は今年15,000円を超えることは確実で、その理由としては、米国の景気回復、日本国内での不良債権の処理、および中国経済の成長がある。ここで米国の景気回復はブッシュ大統領の財政政策とグリーンスパンの低金利政策によって確実なものにされているが、それは日本が米国債を大量に購入することで支えられている。その日本はいまや中国経済の成長によって大きく左右されるようになったと谷口氏は述べている。
英語の原文: "Will the Nikkei continue its rise?"
http://www.glocom.org/special_topics/undercurrent/
20040227_uc_s17/
 
Special Topics:
 
「日本のソフトパワー:セミナーレポート」 宮尾尊弘 (GLOCOM情報発信機構長)
  
2月19日にGLOCOMで開催された情報発信月例セミナーでは、まずケン・ベルソン(ニューヨーク・タイムズ)とブライアン・ブレムナー(ビジネスウイーク)が彼らの近著「ハローキティ」について、そのキャラクター商品の成功の要因についてプレゼンを行なった。それに続いて袖川芳之氏(電通消費者研究センター)が以前に開発したソフトパワーのインデックスについて説明し、暫定的ではあるが日本のソフトパワーの国際ランキングを導いた。
英語の原文: "Japan's Soft Power: Seminar Report"
http://www.glocom.org/special_topics/activity_rep/
20040224_miyao_soft/
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