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注目記事 (2004/3/15)

Opinions:
 
  
猪口氏は、2003年に行なったアジア・バロメーターの調査で、「社会資本」に関する質問に焦点を当てて、人間や社会に対する信頼を測る指標に基づき、アジア10カ国を5つのグループに分類する。日本は儒教的社会として共通点がある韓国に非常に似ており、元英国の植民地だった国のグループや共産国のグループとは異なる反応を示すことが明らかにされた。このような社会資本の概念は長期的にアジアの国の民主化、経済発展、地域統合などの趨勢を測る上で有用であると猪口氏は述べている。
英語の原文: "Social Capital in Ten Asian Societies"
http://www.glocom.org/opinions/essays/20040315_inoguchi_social/
 詳しい記事
 
Debates:
 
「アジアはケリー候補に投票するか」 
スコット・トムソン (フレッチャー法律外交大学院教授)
  
トムソン氏は、アジアの主要国が米大統領選で投票できたとしたらブッシュかケリーかどちらに一票を投じるかを議論し、日本はブッシュに投票し、台湾もブッシュを支持、中国もこれまでの成果を持続させるために現状維持を選ぶ可能性が高いが、ただし韓国だけは別で、ケリーに一票を投じるであろうと述べている。しかし米国内では多くの専門家が結局最終的にはブッシュ優位との判断のようであるので、アジアの主要国は安心してよいという。
英語の原文: "Would Asia Vote for Kerry?"
http://www.glocom.org/debates/20040308_thompson_kerry/
 
Special Topics:
 
「宮尾尊弘の情報発信研究所:第5回(要旨)」
宮尾尊弘 (GLOCOM情報発信機構長)
  
宮尾氏は、「ラジオたんぱ」でのレギュラー番組で、霍見論文「President George Bush and the Gilded Age」を取り上げ、このようなブッシュ批判は大統領選が近づくにつれて激しくなることを指摘。また行天論文「The Essence of the Chinese Currency Problem」を取り上げて、中国の現状を知るために、さらに中国専門家に電話インタビューを行なった。さらに、日本のポップカルチャーとの関連で、世界的に人気のあるハローキティに関する本の著者である2人の米国のジャーナリスト、ケン・ベルソン氏とブライアン・ブレムナー氏のセミナーの内容について解説を行なっている。
英語の原文: "Takahiro Miyao’s Radio Institute of Global Communications: No. 5"
http://www.glocom.org/special_topics/activity_rep/
20040315_miyao_radio5/
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