コニシ氏は、日本がイラクに自衛隊を派遣することが日本を「普通の国」にするためのステップであると言われていることに対して、それは日米関係を強化して北朝鮮問題などに対処するという意味では前向きのステップであるが、より緊密な日米同盟の強化は日本が最終的に「普通の国」になるための障害になる可能性もあるという。過去のベトナム戦争や対OPEC政策を例に引いて、「普通の国」になるためには同盟関係について単に米国に見捨てられるのではないかという恐怖から追随するのではなく、自らの国益を考えたよりバランスのとれた外交感覚が必要であるとコニシ氏は説く。
英語の原文: "Japan-U.S. alliance should be balanced"
http://www.glocom.org/debates/20040126_konishi_japan/